出版社でも、卸御者でも、小売り業者でも、あるいは編集者でも、仕事が何であってもいい。常に読者と著者の両方と協調すべきなのです。なぜなら立場が保障されているのは、この両者だけだからです。この単純な事実を出版業界の人たちが忘れているのではないかという気がします。アマゾンを含め、他の全員は中間業者。そして、我々は中間にいる利権を勝ち取らなければなりません。
――――――――――――――――――――――――――――――
2012.04.30日経ビジネス 米アマゾン・ドット・コムCEO ジェフ・ベソスさん
「立場が保障されている人」に協調したビジネスを
「競合先中心」では、発明と革新は生まれない
競合の一挙一動をじっと見つめ、何かした時はうまくいくかどうか様子をうかがう。うまくいけば迅速に真似をする。この戦略はある意味、難しい、だからこの戦略をとる会社を非難すべきではないが、同時に彼らは何も発明していないのです。それは、すなわち先駆者ではないということ。誰かの後ろについていくということは、顧客ではなく競争相手が中心にいるということです。
――――――――――――――――――――――――――――――
2012.04.30日経ビジネス 米アマゾン・ドット・コムCEO ジェフ・ベソスさん
経営者はサイレント・マジョリティーを大切にせよ
大企業の経営者の一挙手一投足は、社会の関心事であり、広く認知されるべきで、その反応にも気を配るべきだという考えもあります。しかし賢明なマジョリティー(大衆)は、サイレント(寡黙)な存在です。パフォーマンスに反応するのはわずかな人たちです。経営者は、物言わぬ大衆こそ大切にすべきです。
――――――――――――――――――――――――――――――
2012.04.30日経ビジネス オリコン社長 小池恒さん
トップは、常にリスクに望み続ける環境をつくれ
会社が成長すれば管理職は安全を好み、奇抜な発想をつぶす危険がでてくる。これを回避するには、トップが常に斬新なアイデアに挑戦するよう社員に促すことが大事だ。筋トレと一緒で、使わなければ弱る。
――――――――――――――――――――――――――――――
2012.03.12日経ビジネス amazon.com会長兼CEO ジョフ・ベゾスさん
動物園経営は中小企業経営と同じだ
動物園経営は中小企業経営と同じ。自分が絶対的に強いものは何か、最も魅力的なものは何かを突き詰め、それが時代に合っているかを考える。到津の強みは、市民が深い愛情を持つこの場所と周囲の森林、そして動物、3つの魅力をどう引き出したら一度行った動物園にまた行きたくなるか、そればかり考えた。たどり着いたのが、日本一美しい動物園。(略)動物園で飼育しているのではなく、自然の中に動物がいると錯覚するように作り込んだ。
――――――――――――――――――――――――――――――
2012.03.12日経ビジネス 到津動物園園長 岩野俊郎さん
加点式の評価システムを経営サイドが用意すべきだ
去年もこうやっていましたからと言うと説明が楽なんですよ。減点法だと、チャレンジして失敗すると怒られる。そうじゃなくて、チャレンジしたということで加点してあげないと。「世の中やお客さまは変わっているじゃない、それなのにやり方は同じでいいの?」と言うとみんなハッとなるんですよ。これは、評価システムだとかで、我々の方が常に考えておかないといけない問題です。
――――――――――――――――――――――――――――――
2012.02.27日経ビジネス 資生堂社長 末川久幸さん
年2回入学は人材資源の活かし方を考える好機だ
そもそも入学時期はなぜ年1回なのか。いっそ、春と秋のどちらでも入学者卒業ができるようになればいいのではないか?これなら春に高校を卒業した生徒が、半年のギャップイヤーを選択するかどうか自分で決められる。3年半で単位をすべて取得したら秋に卒業してもよくなる。何より大きいのは、1浪ではなく「半浪」でよくなることだ。入試を2回やるのは大変だろうが、18歳人口は減る一方なのだから、大学側はそのくらいの努力をしてもいいのではないか?こういった“二毛作”が広がれば、就職活動のチャンスも年2回に増えるだろう。
――――――――――――――――――――――――――――――
2012.02.27日経ビジネス バンダイ取締役 松永真理さん
目先の変化に気づけ!
この業界(マスメディア、出版系)では、「街ネタを拾えないやつに、特ダネは拾えない」と言われています。すべては、街からはじまっている。だから、街のいろんな変化に気づかない人は、遠いところの変化にも気づけないんです。目の前の変化に気づけない人が、大きな変化に気づけるはずがないでしょう。
――――――――――――――――――――――――――――――
『あの企業の入社試験に、あのひとが答えたなら。』監修者 森吉弘さん
求められてるのは考え抜かれた商品だ
タマネギの皮をむくようにたゆまず考え抜くと、簡素で的を射た解決に行き当たることが少なくありません。多くの人はそこまで粘らず、根気も続かないものです。しかし、ユーザーはごまかせません。求められているのは考え抜かれた商品だと私たちは考えています。
――――――――――――――――――――――――――――――
桑原晃弥『スティーブ・ジョブズ全発言』から
「まだいない他者」に配慮したシステムを
今までわれわれの社会は経済的にも社会的にも、人種の違い、国の違いをできるだけ超えていける制度を作ってきた。だから今度は「まだいない人」とどうやって共存するかを考えなければならない。「いない人」にも、「すでに死んでいる人」と「まだ生まれていない人」の2種類がいる。(略)使用済み核燃料の処分に長年かかる原発のような技術を持つ以上、本来ならまだいない他社がわれわれの意思決定になんらかの影響を与えるシステムをつくらねばならない。
――――――――――――――――――――――――――――――
2011.12.24-31 週刊東洋経済 社会学者 大澤真幸さん




