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機会発見ー生活者起点で市場をつくる

<ポイントMEMO>

製品やサービスを進化させるイノベーションを考える際に大事な「利用機会」だけでなく、新しい製品やサービスを生み出すためのヒントにもなる「機会」を生活者起点で発見する方法が書かれている。かなり粗くいえば、エスノグラフィーのアプローチで機会を発見し、デプスインタビューなどで仮説検証。さらに特に重要な項目を二軸に捉え、新しい機会を差別化ポイントとして強調できるようにするというような、オーソドックスな方法論がまとめられている。

機会について、このようなかたちでまとめられたものは、あまり見たことがないので若いプランナーには参考になるはず(しかし、具体的に書かれていないので、入門者としてはイメージがわかずに、わかりにくいと思う)。長くこの世界にいる人は、「はじめに」の確認だけで充分かもしれない。
●「MECE」ではなく、「枠外の視点」を探索する。
●「定量情報」ではなく、「定性情報」を収集する。
●「分析」ではなく、「統合」する。
最後の分析とは違うアプローチ、すなわち新しい価値をつくり出すプロセスなのだという点は、非常に重要だろう。また、機会とは「新商品を生み出す見立て」「発想のジャンプ台」「試行錯誤の起点」であるという点も改めて参考になる。

しかし、個人的にはこの機会発見をするうえで最も重要なのは、プランナーのアブダクション力だと思う。ここに書かれている方法論はひとつの辞書であることには違いないが、機会を生み出す本当の能力やその開発に迫るホンモノの本を(哲学書などのアプローチでなく、ビジネス書からのアプローチで)待ち望みたい。

Posted by THINKJAM.

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